私が築二十五年の自宅をフルリフォームすることに決めた際、一番の悩みは膨れ上がった予算をどう確保するかということでした。当初は手持ちの資金で賄える範囲の修繕を考えていましたが、いざプランを練り始めると、耐震補強や断熱改修といった目に見えない部分への投資の重要性に気づき、結局一千万円近い見積もりになってしまったのです。そこで私は初めて本格的にリフォームローンを検討し始めました。最初はリフォーム会社から勧められた提携の信販系ローンを検討しましたが、金利が年三パーセント前後と高く、返済期間が十年を過ぎると利息負担がかなり重くなることが判明しました。不器用な私でも計算すれば分かるほど、その差は歴然でした。そこで、以前から給与振込で利用していた地方銀行に相談することにしました。窓口での相談は少し緊張しましたが、担当者の方は非常に親切で、私の現在の収入状況や既存の住宅ローンの残高を考慮した上で、年一パーセント台という非常に魅力的なリフォームローンを提案してくれました。審査のために過去の確定申告書や工事請負契約書の写しなど、多くの書類を揃えるのは大変でしたが、その苦労は金利差による返済総額の減少という目に見える形で報われました。銀行のリフォームローンを選んで良かったと感じたのは、単に金利が低かったことだけではありません。団体信用生命保険への加入が条件に含まれていたため、私に万が一のことがあっても家族がこの家に住み続けられるという安心感を得られたことも大きかったです。また、返済期間を最長の十五年に設定できたことで、月々の支払額を現在の家計を圧迫しない範囲に抑えることができました。工事中に見つかった基礎の腐食により、追加の融資が必要になった際も、同じ銀行で柔軟に対応してもらえたのは地元の金融機関ならではの強みだと感じました。これから大規模なリフォームを考えている方には、手続きの手間を惜しまず、まずは自分のメインバンクに足を運んでみることを強くおすすめします。一見遠回りに見えても、長期的な視点で見れば、銀行のリフォームローンがもたらす経済的メリットと心の安らぎは、何物にも代えがたい価値があるからです。
大規模な住宅改修で銀行のリフォームローンを選んだ私の体験談