築二十年の中古マンションを購入した際、最も気になっていたのが寝室と子供部屋に敷き詰められた年季の入ったカーペットでした。前住人の生活感が染み付いているようで、アレルギー持ちの息子のためにも、入居前にどうしてもフローリングに変えたかったのです。初めてのリフォームということで、まずは大手のリフォーム会社に相談に行きましたが、提示された金額は六畳二間で三十万円を超え、予想以上の高さに驚きました。そこから私の「費用と品質のバランス」を追求する旅が始まりました。まず、費用を抑えるために地元の小規模な床工事店を数社探し出し、現地調査を依頼しました。ある職人さんは「マンションの防音規定があるから、遮音フローリングを使わないといけないけれど、このメーカーなら質を落とさずに安く仕入れられますよ」と具体的な提案をくれました。最終的に、丁寧な説明と過去の施工写真が豊富だったその職人さんにお願いすることに決めました。選んだのは、温かみのあるオーク材の突板フローリングです。工事当日は、古いカーペットが剥がされるたびに、想像以上の埃と下に敷かれたフェルトの劣化具合に驚愕し、やはり張り替えて正解だったと確信しました。職人さんは朝九時に着工し、お昼休みを挟んで夕方五時には、ピカピカのフローリングを二部屋とも完成させてくれました。巾木の隙間もミリ単位で美しく処理されており、さすがプロの仕事だと感動したのを覚えています。かかった総費用は、材料、工賃、廃棄物処分費すべて込みで、二部屋合計で二十二万円ほどでした。当初の大手からの見積もりより約十万円も安く済み、その浮いたお金で新しいカーテンと照明を新調することができました。フローリングに変えてからは、掃除機がけが格段に楽になり、部屋の空気も澄んでいるように感じます。何より、息子が床で寝転んで遊んでいる姿を見て、あの時手間を惜しまず業者を比較し、納得のいく費用でリフォームして本当に良かったと心から思っています。