断熱リフォームを成功させるためには、その工事をどこに依頼するか、すなわち、信頼できるパートナーとなる会社を見つけることが何よりも重要です。断熱リフォームは、単に内装を綺麗にするリフォームとは異なり、建物の構造や、熱、湿気の動きに関する専門的な知識と、精度の高い施工技術が求められます。業者選びの失敗は、期待した効果が得られないばかりか、かえって壁内結露などの問題を引き起こすことにもなりかねません。断熱リフォームの依頼先としては、主に「地域密着型の工務店」「リフォーム専門会社」「ハウスメーカーのリフォーム部門」などが考えられます。それぞれの特徴を理解し、自分たちのリフォーム計画に合った会社を選ぶことが大切です。地域密着型の工務店は、その地域の気候や風土を熟知していることが多く、その土地に合った最適な断熱仕様を提案してくれる可能性があります。フットワークが軽く、小さな相談にも親身に乗ってくれることが多いのも魅力です。ただし、会社の規模や技術力にはばらつきがあるため、断熱リフォームの実績が豊富にあるかどうかを、事前にしっかりと確認する必要があります。大手のリフォーム専門会社や、ハウスメーカーのリフォーム部門は、最新の断熱材や工法に関する情報が豊富で、体系化された品質管理のもとで、安定したクオリティの工事が期待できます。保証やアフターサービスが充実している点も安心材料です。断熱性能のシミュレーションなど、科学的な根拠に基づいた提案をしてくれる会社も多くあります。ただし、広告宣宣伝費などの経費がかかる分、工務店に比べて費用は割高になる傾向があります。どのタイプの会社に依頼するにせよ、共通して確認すべき重要なポイントがいくつかあります。まず、第一に「断熱リフォームの施工実績」です。過去にどのような断熱工事を手掛けてきたか、具体的な事例を見せてもらいましょう。できれば、施工後の温熱環境の変化など、施主の声も聞けると、より信頼性が高まります。次に、「専門知識を持った担当者がいるか」という点です。断熱材の種類や特徴、気密の重要性、結露のメカニズムなどについて、分かりやすく、かつ論理的に説明できる担当者がいる会社を選びましょう。「気密測定」を行ってくれるかどうかも、一つの判断基準になります。
断熱リフォームはどこに頼むべきか