「部屋の壁紙が古くなってきているけど、業者に頼むのは高いし…」ずっとそう思っていた私。ある日、SNSで「壁紙DIY」が流行っているのを知り、「私にもできるかも?」と一念発起し、初めての壁紙張替えに挑戦してみることにしました。結果的に、想像以上に簡単で、部屋がおしゃれに生まれ変わった体験談をお話ししたいと思います。私が選んだのは、裏紙を剥がすだけで貼れる「シール式壁紙」でした。賃貸マンションに住んでいるため、原状回復ができる「貼って剥がせるタイプ」であることも重要なポイントでした。デザインは、リビングの一面だけをアクセントウォールにしたかったので、少し大胆な幾何学模様の壁紙を選びました。必要な道具は、カッター、ヘラ、メジャー、脚立、そして乾いた布くらいで、ホームセンターで全て揃えることができました。作業開始前は、本当にうまくいくか不安でいっぱいでしたが、まずは壁のサイズを正確に測り、壁紙を必要な長さにカットするところからスタート。少し長めにカットするのがポイントだと、ネットの情報で学びました。いよいよ貼り付け作業です。壁紙の裏紙を上から少しずつ剥がしながら、ヘラを使って空気を抜きながら貼っていきます。最初は斜めになってしまわないか心配でしたが、ゆっくりと慎重に進めれば、意外ときれいに貼れるものです。途中で空気が入ってしまっても、ヘラで外に押し出せば問題ありませんでした。一番難しかったのは、コンセント部分の処理でした。コンセントカバーを外し、カッターで丁寧に切り抜く作業は、少し神経を使いましたが、ここも焦らず慎重に行えば、きれいに仕上げることができました。最後に、壁の上下の余分な部分をカッターで切り落とし、ヘラで端をしっかりと押さえれば完成です。約半日ほどで作業は完了。初めての壁紙張替えでしたが、出来上がった壁を見て感動しました。古い壁がまるで生まれ変わったように、洗練されたおしゃれな空間に変身していたのです。以前はどこにでもあるような普通の部屋でしたが、アクセントウォールがあるだけで、ぐっと個性的で居心地の良い空間になりました。今回のDIY体験を通じて、壁紙張替えは決して特別な技術が必要なものではないと実感しました。少しの勇気と適切な道具があれば、誰でも簡単に部屋の雰囲気を変えることができます。ぜひ一歩踏み出して挑戦してみてほしいと思います。